bookshelf 其の二
ヘレンケラーを読みながら「ママ、偉い人のお話よりも、人を助けた人のお話が好きなの。」毎日暗いニュースが続く中「偉いってどういう意味かな、偉い人ってどんな人だろう?」長女と話し合ったばかり。うんうん、わかる。伝わっているわよ。
主人も自宅勤務となり数週間が過ぎた。平日は部屋に篭って仕事をしている為、子供達は週末を楽しみに。些細なことだが、この週末への期待で曜日感覚が保たれるのは健康的。
私は本の整理を!本棚は家族の歴史。大切な人から頂いた本、Cape codの歴史を綴った本、イタリアに関する本も多々。『THE EVE OF SEVEN FISHES』『The book of Tea』それにマイヤ・プリセツカヤの自伝や、ある場所の地球の歩き方も。昔々『ジキル博士とハイド氏』を読み返していたところ、これまた隣で主人も『Dr. Jekyll and Mr. Hyde』を読み返しており、彼からの初めてのプレゼント『山本五十六』とともに日本語・英語の2冊をお隣同士に。
私は思い出の品に執着しないのだが、本に限ってはなかなか手放し難く、幼少期の愛読書も未だ手元に。アンデルセン童話の人魚姫(絵:桜井誠さん)は子供心になんと美しい色使いなんだろうと本棚の一番目立つところに飾っていた(今でも!)。ノエル・ストレトフィールド著『バレエ・シューズ』『ファミリー・シューズ』は翻訳された文章のリズムがなんだかとても大人っぽく感じ、数え切れないほど読んだ。阿部博一さんの挿絵もよく真似して描いていたものだ。
このところ「ママの本棚を眺めるのが好き」という長女の為に、近い将来貸してあげたい本コーナーを作ってあげた。本当に読めるのはずっと先だろうが、タイトルを見て大喜び。『バレエ・シューズ』『ファミリーシューズ』もそちらへ移動。
他にも…
今はバレエと音楽に夢中なのでこんなセレクションに。次女はヴェートーベンが好きなのだが、ショパンを食パンと言う。最高。