やや春の食卓

3月の食卓は楽しい。冬の食材に未練を感じつつ、春らしい食材も手に取りたい。

・寒鰤の塩焼きは最高だが、産卵期の天然鰤は梅煮(お酒、水、お昆布、梅干しで炊く)ハスもあったので一緒に、2枚残っていた紫蘇も添えて。炊きたての白いご飯がすすむ!蛤のお吸い物、菜の花のお浸し、長芋の酢醤油漬け、糠漬けとともに。

・ 蕗の薹の炊いたんはお手頃価格になってからのお楽しみ。昨夜は蕗の薹とあさりの酒蒸し、空豆ご飯(長女がサヤ付きを発見)、鰆の塩焼き、芹と油揚げのお味噌汁、大根おろし、糠漬け。

・鱈の唐揚げ、芹と白子のお椀、新玉ねぎと春キャベツのマリネ、胡瓜とパプリカの酢の物。この日はグリンピースご飯にしようと誘ったのだが、前回いまいちだったのでもう少し待ちたいと。栗や玉蜀黍も1年間首をながーくして待ちわびた結果、記憶していた味と異なると深く悲しみ、次の購入はとても慎重に(笑)。長女なりの季節感や食材への幼いこだわりが愛おしい。

白子といえば、鮭(軽井沢でよく見かける)から始まり、鮟鱇、鱈、ふぐ。冬の朝には次女の大好物、百合根と鱈の白子粥をよく作る。今の時期は珍しい鯖の卵や白子も食卓に並ぶ。週末はお魚屋さんがわけて下さったヒラメの卵、菜の花を添えて。芹とのお別れが名残惜しく、これでもかと頻繁に登場中。芹と菜の花が並ぶのも、3月らしい。