ピンクの国語辞典!!!

家族で行く時は八重洲ブックセンターが便利、丸善とはまた違った有難いフロア構成。5階(児童書)と6階(洋書)を螺旋階段で行ったり来たり出来るのだ。主人は次女が愛してやまない『Peppa pig』『Curious George』が豊富な6階へ。私は長女と5階へ。しばらくするとお派手な辞書を抱えた長女が登場、そういえば随分前から国語辞典を欲しがっていたのをすっかり失念していた...これが辞書!?

しょっちゅう買い換えるものではないし(ピンクだし)親としては吟味して選びたいのが本音。普段は比較的シックなものが好きな彼女、子供らしい一面を見てきゅん(ピンクだけれど)ときめいたのよね(ピンクだもの)。お店の方曰く、つい最近発売されたばかりだそうで、なんと英語辞典もあるらしい。2冊並んだら強烈だろうな。

帰宅後ポストイットを片手に辞書を”読む”彼女。言葉の説明文にわからない言葉があり、それをまた調べるというエンドレスな作業を大笑いしながらなさってらっしゃる。楽しそうで母も嬉しゅうございます。 

はじめて国語辞典 (メゾピアノ 辞典コレクション)

はじめて国語辞典 (メゾピアノ 辞典コレクション)

 

 

My little Vivienne Westwood!

本日長女がご自分でお作りになったスカートを履いて登校された。万が一ジッパーの縫い目が崩壊することを想定し、下にスパッツを履いて…果たして帰宅までもつのだろうか。

小さな時から、紙やら、フェルトやら、モールやら、スパンコールやら、持ってるもので工夫してお人形らしきものを作るのが好きだった。もちろんフラット、ぺったんこ。ある日はけなくなったパンツと木工用ボンドで、健気にややフラットではないウサギを制作。次はどうしてもテッシュを入れてふっくらさせたいらしい。玉止め以外自分でやるのならと、針と糸を貸してあげることに。なみ縫いのお手本を1回見せる。糸を通すのにかなり苦戦していたものの、2時間後お顔だけややふっくらしたピンクのうさぎが完成。パンチで穴を開け、キーフォルダーにしてプレゼントしてくれたのだ。思い描いたことを形にする!立派!

年長のお誕生日に本格的な裁縫箱をプレゼント。縫い針・まち針の数を作業後必ず確認することが唯一のお約束。師匠は幼馴染の五年生のお姉ちゃま。質問されたらアドバイスはするが、まずは自分でやってみることが大切。スカートを作り出したからには、そろそろ基本的なことを教える時期かしら。細かいなみ縫いと、返し縫いを春休みに教えてあげよう。娘は私が偉大なデザイナーと思っているのだが、実はお洋服も作れないし、ベーシックなことしか出来ない(まだ気がつかれておらず)。いつかママにドレスを作ってくれるそうです。

 

子育てのご褒美

長女が「そらぐるまって何?」指差す先を見ると…空車。なんて夢がある言葉。

キャンドルとシャンデリアが一緒になってしまい『シャンドル』。「貴女を誇りに思うわ(I'm proud of you)」と言ったら「ママ私は埃じゃないのよ」。お『田』んじょうび日おめでとう。はっぴょう『貝』。

傑作は「お喋りね、貴女はお口から産まれてきたのかしら」「私ママのお口から産まれてきたの?じゃあ、ママもおばあちゃまのお口から産まれてきたのね」。

次女がトイレットペーパーを使いすぎる度に、私が勿体ないといつも言っていたのだろう。彼女はトイレットペーパーを『勿体ない』だと思っていたし、最近は「ママ、ボールある?」ぽかーんとしてる私に、長女が「ママもボーン(骨)ある?って聞いているのよ」と教えてくれた。叩きながら聞くので注意したのだが、骨があれば硬いから叩きながら確認しているというのだ。なるほど!

シャンパーニュをアンパンと仰っておりましたが、やや進化し、シャンピンに。

Bookshelf

主人が苦笑するほどの頻度で本を入れ替える。リビングの本棚は背表紙の色ごとに並べるのが好き。思い出の本には特別な場所を、時間のある時に読み返したい&まだ読んでいない本のコーナーも。「この本達はお隣同士に」という自己満足なこだわりや、時には途中で飽きてぐちゃぐちゃのセクションも。 壁一面に大きな本棚を作ったらと主人が言ってくれるのだが、本棚ごとに個性があるのも喜び。もちろん家中の本を1箇所に集めてそれを並べるのも、想像するだけでうきうきしてくる。そんな時はきっとJacquessonとともに♡

子供用本棚も成長とともに頻繁に整理。長女に関してはほぼ本人にお任せ。もう読まなくなった本、次女に譲る本の選別も。私より次女のことをよくわかってるなと毎回感心させられる。季節にそった本をリビングの籠に入れておくのだが、先日クリスマスの準備をしていると、ぴったりの絵本、CD、DVDをその籠に入れてくれた。「スノーマンもクリスマスっぽいし、Grinchは絶対よね」自分の本棚もテーマを決めてデコレートしているしね、これからは長女の仕事としよう。

次女の本棚は私が整理。彼女の場合は、本を正しく(背表紙が見えるよう、上下も逆さにならないよう)しまえれば合格。そろそろ日本語と英語をわけようかな。 

主人は歴史と古書を愛するが、コレクター癖がない(ヘルシー)。お父様に譲られた古い『シェイクスピア』のみ、私が母から譲り受けた『日本の歴史セット』のお隣に。1冊の本をなかなか読み終えられぬほど忙しいのだが、博物館にあるようなふる〜い本を手にとって愛でる日を楽しみにしているのだ。その時はとっておきのスペースを作ってさしあげます。

 

 

 

ゴリオ爺さん

愛妹のご主人から哥利歐(ごりお)の自家高温燻製サーモンを頂戴した。哥利歐の由来は『ゴリオ爺さんバルザック)』妹から実家にあったわよと言われたので、数十年前に読んだのかもしれないが全く記憶にない。余談だが、私は記憶力が非常に悪く、本を読んでも忘れてしまうことが多々あり(オチまで)何度読んでも新鮮な気持ちで感動できるという大変お得な人なのである。映画も同様。

調べてみると、なんと映画化されており、なんとなんと主演がシャルル・アズナヴールではないか。体調不良を理由に延期となっていた来日公演に、つい先日訪れたばかりで、小さな偶然に驚く。出来なくなったことを潔く受け入れることが、94歳だからこそ出来ることに繋がるのだろうか。歌う喜びと、歌うことが出来る喜びにあふれたパワフルなステージだったのに…帰国後すぐお亡くなりになったなんて信じ難い。在りし日を偲び、心よりご冥福をお祈り致します。

ゴリオ爺さん [DVD]

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Bookworm

ゴールデンウィークに、初めて長女と本屋に行った。正確にいうと、本屋にはよく行くのだが「1日中本屋さんで過ごしたいの!」という彼女の願いをやっと叶えてあげることができたのだ。母も誘って3世代でるんるんと。

丸の内に出来たという丸善。子供向け洋書が充実していると主人から聞いていたのだが、3階のフロア構成の素晴らしさといったら、まるで私達のために本を配置してくれたのではないかと思うほど。キッズセクションが一番奥になっており、娘はそこで初の自由(少なくとも本人はそう感じている)を満喫した。万が一連れ去られたらとくっついて監視しがちだが、ちょうどよいところにコンシェルジュカウンターがあり、そこを拠点に各々好みの本を物色。母はインテリアと料理のセクションに腰を据え、目移りする私が多少うろちょろしても比較的安全なのだ。

ディズニー映画『美女と野獣』に登場する本棚に憧れる彼女は、梯子を利用し上段の本をとる、という行為にご満悦。初めこそ店員さんに「お医者さんや病気に関わる絵本はどこにありますか」などと聞いてはいたものの、しばらくすると彼女なりに本探しのコツを掴んだ模様。裏表紙にそのシリーズの一覧があることに気がつくと、その中からお目当てのものを探したりと、とにかく飽きることなく過ごしている。最後には「選んだご本達を本当にお家に連れて帰りたいか確認するね」と吟味すること30分。しっかりしてるな、主人にそっくり。

冬休みにしたいことリストに、また本屋で1日過ごしたいというのがあった。 このところ絵本を読む頻度がぐっと減り、暇さえあれば絵のない本を読んでいる。バッグにはいつも本をしのばせているし、どうやら早起きした日も読んでいるようだ。登校後、彼女のナイトテーブルに読みかけの本を発見することがふえたのだ。私も寝なさいと言われても夜な夜な小さな灯の下でこっそり...読書をしながら歩き、電柱に頭をぶつけたことも。「ママとまらないの」そう言われるとね、気がすむまで読ませてあげたいけれどね、実はママだって未だにパパに強制消灯されているのよ。大量の本をおともに温泉に行きたいらしく「ママ。本と、温泉と、シャンパーニュってどう?」と誘って来る。お上手!

水切りかご

不可欠だと思いこんでいた水切りかごさま。食器を洗ったら、そこに放り込むのが当然だと疑いもせず、日々格闘していたのだ。このお方、洗っているにも関わらず、不思議なことにちゃんと汚れるのである。継ぎ目等を確認し、汚れ難いものを吟味して買ったはずなのに(わたくし、やや潔癖症)。素敵なステンレス製、しかし水垢との闘いも悩ましく。ある日ふと、お別れを決意。なくても困らないどころか、むしろない方が断然よい!大判の布巾で充分事足りる。カトラリーや調理箸を先に洗い、その上に食器類を積み上げていく。慣れれば簡単。間違いなく我が断捨離史上、最良の決断。2番目はお靴。「御」靴!